◆2006/04/20 今回はただの散歩。予定のルートも目的地もありません。そんな旅が何故ぷち・ツーになるの? ( ^ノo^)じつは理由がありましてね・・・
外伝で終わらせるには勿体無いという事で、今日もぷち・ツー 出発だよ〜ん♪
さて、お礼を言って出発です。
案内板でいちばん長く線が書いてあった道を選びました。
根拠は ・・・ 無い。 (;^_^A
しばらく走ると、道路は急坂に・・・
「ワオッ!! 行けるかぁ?」
今のうちに写真を一枚とっとこ。
急坂じゃ止まれませんからね^^
携帯のカメラは片手撮り。ブレないか少し心配ですが、ブレーキから手も足も離せません。
パシャ!
<第2村人との接近遭遇>
「あんた!」
さ〜て。
あの若奥さんが言っていた通り、山道はさらに厳しい上り坂になります。
路面には木の枝や杉の葉やらが散乱して、山水が路面を横切って流れていく。
「うわ〜... 止まるな。
止まったら最後だ
登り切れ! カブ太郎!」
なんとか登り切った森の中。
( ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄; アリャ?りゃ
【 行き止まり 】
終点です。
ココから先は徒歩で行く登山道だけ。
振り向くと・・・ 農家の奥さんが笑顔で会釈しながら、小屋の裏の方に歩いて行くところでした。 <第1村人との接近遭遇>
「あ、 どうも^^ こんにちは♪」
初めてです。地元の方のほうから声を掛けられたのは・・・。 ちょうど良かった。 道を尋ねてみよう。
「あの、すみません。 どっちへ行ったら峠を越せますかねぇ」
「あ、ごめんなさいね。ココね。車じゃ山を越せないの。歩いて登らないと・・・。」
「え? どっち行ってもダメ? バイクでも?」
「そうねぇ。そっちの道も途中で道が無くなっちゃってるから。」
「そうなんだ・・・ 残念。 じゃ、行ける所まで登ってみます^^」
「ええっ ???」 また何処からか声がする・・・ 声は下の方から・・・
え? 何処?
「あんた。そっちは危ないよ。」
道路左の斜面におばちゃんの顔。 w( ̄▽ ̄;)wワオッ!! 驚かさないで!!!
「あああ・・・・ こんちは^^;」
「そっちは危ないよ。昨日の雨で水も出てるから。」
「あ、ありがと。^^; あの、ちょっと行けるトコまでと思ってね。^^」
「あぁ、そうかね・・・ 道が悪いで気をつけてねぇ・・・ 」
「はぁい。ありがと^^」
いや〜・・・ まさか あんな所に人がいたなんて・・・ちょっとビックリさせられましたが・・・
でも、 この集落にお住いの方々は皆さん良い人ばかりですねぇ〜♪
ぷち・ツーであちこち走り回ってますが、地元の方からこんなに親切に声を掛けて頂けたのは初めてです。
それから、それから・・・
急坂を登りきり、緩やかになったところで w( ̄Д ̄;)wなんと!
坂の上から軽トラが降りてきた。
「まいった。こんな所じゃ止まれないや・・・」
こちらに気が付いてくれたみたいで、坂の上で車を左に寄せてくれています。
「よっしゃ。 一気に登ろう。 行けカブ太郎!」
登り切ったところで... <第3村人との接近遭遇>
運転席には綺麗な若奥さん。
「すいません。^^」 笑顔で挨拶のσ( ̄。 ̄) オイラ
「この先行けないよー」
「うん。行けるトコまでと思ってね^^」
「そうなの・・・ すごい急坂になってるから... 気をつけてね。^^」
「はぁい。ありがと^^」
軽く会釈を交わし、軽トラはゆっくり坂を下っていく
なんて良い日なんだ今日は・・・ いや、なんて良い人たちなんだ・・・
『ぷち・ツー』はいつも孤独な旅です。話し相手なんてもちろんいない。カブ太郎に話しかけても当然、返事はないし。
いつも自問自答で、ボケてつっこんで・・・ そんな『ぷち・ツー』が今日は違う。
楽しい〜♪
親切な村人の皆さんありがとう。 (^人^)感謝♪
この道はココまで。記念に写真を数枚撮りました。
森の暗さが災いして、使える写真はコレ1枚となってしまいましたが・・・^^;
さてさて、『戻るのは大嫌い!』な σ( ̄。 ̄) オイラも、今日に限っては「いいんだこれで。」 ・・・ 妙な達成感を胸に、来た道を慎重に下ってゆきます。
「ん? 軽トラが止まってる。」
道路下の沢に、さっきの若奥さん。 山菜でも採ってるんでしょうか?
「あぁ、どうも」 気が付いたようです。
「ああ、 えへへ、やっぱりダメだった^^;」
「そうでしょ^^ 帰り道 気をつけてね^^」
「はぁ〜い。どうもありがと〜♪」
笑顔の素敵な若奥さんでした。 ありがとう。 ほんとうにありがとう。 ・・・
帰り道。
この村は写真に納めておかなきゃ。
妙な使命感をおぼえ、最後の1枚。
ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。
素晴らしい人びとの住む集落があります。
「村人の優しい心遣い」も、この集落には末永く受け継がれていくことでしょう。
満足感で胸はいっぱい。
「来てよかった」